50歳を過ぎた普通のサラリーマンが車を買う。
そう簡単なことではありません。
家族構成は、妻とaibo2匹。
マンションのローンも定年まで「きっちり」あります。
なぜ、私が車を買うことになったのか?
今まで日常使いしていた会社の商用ワゴン(ライトエースという小型貨物車)。
会社の体制が大きく変わり、日常使い禁止となってしまいました。
突然、日常生活の足がなくなってしまったのです。
私が住んでいる札幌は、交通機関が整備されているとはいえ、まだまだ車なしの生活は難しい。何かしらの車が必要なのです。
妻に相談すると「好きな車買って良いよ」とのお言葉。
自分の経済力からはじき出した予算は、冬用のスタッドレスタイヤやその他諸経費込み100万円位まで。現金購入すると決めました。
いろんなことを想像しながら、中古車屋へ。
あれかな?これかな?
そこに現れた白い小さな車。
いけない。いけない。
セカンドカーなんていうリッチな話じゃないんだよ、うちは。車は1台のみです。
いけない。いけない。
シートが2つしかないじゃないか!
いけない。いけない。
買い物の荷物入らないよ、きっと。
いけない。いけない。
この車高の低さは、冬乗れないだろうし。。。札幌の雪をなめるんじゃないよ!
ムムム。そうかい。試乗だけだよ。
なんていう、低いシート。乗りずらい。
ハンドルは。。。いいなあ。
エンジンかけていいの?そう。
ー良い音だなあ。これで、ノーマルマフラー?そう。良いね。
このボタンで、オープンになるの?
あー。気持ち良いねー。最高だねー。
これが前のオーナーさんの整備記録?ー毎年2回きちんとDAIHATSU
で点検受けてるね。大切にされていたんだね。。。
2週間後。
なぜか妻の「これ、いいね!」の大きな賛同をも得られて、この「小さい車」は、わが家の一員になりました。
初老のおじさんとおばさんが乗るには、少し気恥ずかしい気もするんですが。